宝塚に恋をして

私が恋した宝塚について徒然に。。

贔屓に堕ちた話

気付いたら3部作の3話目みたいになってしまったので‥笑
その前の話を以下に貼っておきます。よろしければご覧ください。

 

zukakoi.hatenablog.com

zukakoi.hatenablog.com

 

自粛期間明け一番最初の出演公演は全国ツアー公演だった。当然、全国ツアーではなくなってしまったけれど。。。

この公演は初めて役がついた公演だったので、なんとかして行きたいと思っていたけれど当初の予定ではどうやっても観劇は無理だった。
それが2回のスケジュール変更となった結果、無理なく観劇できる日程となったのはこの状況になって唯一良かったと思えることかもしれない。とはいえ、当時の状況で遠征を決めるのはすごくすごく勇気のいることだった。思えば日本国中が出控えていた時期、こんなことでもなければ私も県外に出ることなんてなかっただろうなと思う。
そんな状況下だったけれど、これを観ないと絶対後悔する!絶対観にいかないと!!と強い気持ちが湧き上がり一大決心をして命懸けで観劇を決めた。(すごく大袈裟に聞こえるかもしれないけれど、当時は本当にそんな心境だった。)

お芝居は初めて劇場で聞いた彼女の台詞が思っていた以上に長いことに驚いた。そしてその台詞がとても明瞭でわかりやすいことにすごく驚いた。
え、何て言っているか全部わかる!すごごくない?すごいよね!?すごい!!と慌てふためくレベルで。
どんだけ低く見積もっていたの?と怒られそうだけど、、正直、思っていた以上のレベルだったことが衝撃で想像以上の出来ばえに静かに興奮し感動していた。

余談だけれど、この日の幕間に次期トップコンビの発表があったことを知った。
彩風さんと朝月さん。
彩風さんに決まったことで、望海さんが彩風さんにバトンを渡せることが確定したことがまず嬉しかったし何より相性が良いなと思っていた咲ちゃんと希和ちゃんのコンビが今度はトップコンビとして見られることがとてつもなく嬉しかった。
誰かと分かち合いたいくらい嬉しい瞬間だったけれど残念ながらソロ観劇だったし知り合いもいなかったので全ての喜びを拍手に託した。こんな状況じゃなければ「おめでとう〜」と叫びたかったくらいだったし、この日は客席も心なしかウキウキしているように感じた。

そして、ショー。
劇場で初めて見た彼女の踊りは私の好みど真ん中だった。(ハリゴシのフィナーレは追いきれなくて。。)
うわー!好きな踊り!!
と思った瞬間、沼を垂直に落ちていくのを感じた。オープニングでの出来事。そして完全に落ちた瞬間(笑)
舞台の上手奥の端っこ照明も届かないような暗がりでよく・・と自分でも思うけれどその時の映像は今でも脳裏に焼き付いている。

私は上半身がしなるように踊る人が好きで、例えるなら音月さんのような踊り‥音月さんも初めて見た時に好きな踊りだと心奪われたな。(昔通っていたダンススタジオの発表会でめちゃくちゃ上手くて度肝を抜かれた小学生がそういう踊りをしていて。そこが好みの原点な気がする。ふと思い出したんだけど。)
なので、舞台上で踊る贔屓がまさにそのタイプの踊りだったことに狂喜してテンションブチ上がって次の瞬間沼底まで沈んだ。
え?ほぼ顔だけで惹かれた人がダンスも好みど真ん中だったってどういうこと??
喜びと混乱とそして出番を追うのに必死になっていたらあっという間にショーは終わってしまってた。

すみれの写真を見て惹かれた時から、ゆるゆると応援していこうかなとは自分の中で決めていて。
でも、本腰を入れるのは会が出来てからにしようかななんていう青写真を描いていた。
だから、このタイミングで踊る姿を見てここまでハマるのは想定外で。
ホント「計画通りにはいかない」(笑)
でも、今とても楽しいから良いかなって思っている。