宝塚に恋をして

私が恋した宝塚について徒然に。。

トップスターと巡る輪と

ちえ(柚希礼音)がトップになった時に新しい時代が来たなと思った。
今までの「トップ=孤高の存在=孤独感」といった感じがなく、仲間に囲まれたままトップになったという印象をうけたからだ。勿論、トップとしての重責やトップにしかわからない人と分かち合えない悩みも今までのトップさんと変わりなくあっただろうけれど、トップ就任時にものすごく新しいトップ像を感じたことを覚えている。そして、その後に続いたトップさんは皆その流れに乗っていったように思う。それは良い悪いではなく恐らく時代の流れなのだろう。

下級生から見たらトップさんが雲の上の存在というのは今も昔も変わりないだろうし、同時代の現象ではなく経年による変化として感じていることなので比較がしにくいことだけれど。トップさんという存在への組内外からのリスペクトは今も昔も変わっていないのだと思うけれど、もしかしたら、意図の有無はわからないけれどトップになったジェンヌさんがあまりトップ然としなくなったのかもしれない。
「トップたるものこうあらねば」というものが時代の流れとともに薄れてきたのかもしれない。世の中がそうであるように。
彼女達もまた今を生きる人だから。

そんな中、先日星組から新しいトップスターが誕生しプレお披露目公演が行われた。
観劇した方達が口々に「新しい時代」ということを言っていた。私はまだ観劇はできていないし映像も見られていないので何とも言えないけれど、ちえが85期、ことちゃんが95期でちょうど10期違い。ちえの退団からことちゃんの就任までは10年は空いていないけど、10期違いという点から考えるとやっぱり10年ひと時代なんだろうななどと。
「新しい時代」と色んな方に評されるトップさんがどんな舞台を観せてくれ、これからどんな時代を作っていくのか…考え出すとワクワクが止まらない。


そして、さらにその10期下になる105期からトップが生まれる頃には。。。

こうして結局、私は宝塚の輪廻からは抜けられないのだろうな笑